2011年12月30日

★開運の秘訣★第11回「正しい初詣の方法」

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こんにちは!開運コンサルタントの天道象元です。

今年もいよいよ押し詰まってきましたね。

年末の大掃除や新年の準備にと何かとお忙しいと思います。

物事の初めと終わりは節度を持って過ごしたいものですね。

これを、始末(しまつ)といって日本人の崇高な精神的文化のバロメーターともなっています。

特に日本人は昔から、年末年始を大切にし、さまざまな心を切り替えるイベントを伝承してきました。

その中でもお正月には、神社やお寺に初詣に出かける方も多いのではないでしょうか。

そこで、今日は意外と知らない正しい初詣の方法をお伝えします。

みなさん見よう見まねで参拝されていらっしゃるようです。

学校では学ぶことがないのでし方がない事ではありますが、今では誤った作法やおざなりの参拝される方がとても多くなってしまっています。

一方、最近では外国人の方々も初詣だけではなく頻繁に神社に参拝に訪れています。

東洋的な文化が流行しているという表れかもしれませんね。

だからこそ、日本人として参拝するのなら、正しい作法にのっとってスマートにできると素敵ですね。


初詣

最近の「初詣」は、除夜の鐘が鳴り始めると、いっせいに神社に繰り出すようですが、これは「初詣」ではなく、「年越し詣」と言います。

元来の「初詣」とは、”お雑煮”で一年が無事明けることができたことをお祝いしてから、正装して「初詣」に行くことが年の始めのけじめとなることです。

「一年の計は元旦にあり」とはこの一年間の守護を神様に直接お願いに参拝することなので背筋を伸ばして、厳粛な気持ちで参拝しましょう。
神様は心の中までお見通しなので、きっとあなたの心が神様に伝わり心願成就することでしょう。


それでは、早速正しい初詣の方法についてご説明いたします。

「どこに参拝したらよいの?」と初詣の場所に迷う方から、良く質問があります。

霊験あらたかなどこかの大きな神社や寺にお参りするというのもひとつのやり方ですが、まずは地元の神社に参拝して氏神(うじがみ)様・産土神(うぶすながみ)様・鎮守(ちんじゅ)様に参拝するのが基本でしょう。

ご自宅があなたの安らぎの場所となり英気を養える場所であるのも、その住居の土地があるからできることです。
あなたのお住まいの土地をお守り頂いている神様に感謝して一年の祈願をすることが大切なのです。

参拝のマナー

まず、神社の鳥居の下をくぐる時は一礼して、真ん中は神様の通る場所なので道の端を歩くようにしましょう。

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手水の作法

神様にお参りする前に手水舎(てみずや、ちょうずや)にて手水をして、身を清めましょう。

「手水」は「ちょうず」「てみず」と読みます。

神社の入り口付近には手水舍(ちょうずしゃ・ちょうずや・てみずや・おみずや)があります。

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神前に立つ前に、手を洗い、口を漱いで身と心を清めます。

これは物理的なよごれを落とすためではなく、外界(俗世界)のけがれを落とし、清らかな御神気を頂くための礼義ですから、「私は手がきれいだから必要ない」という方でも、作法として実行してみてくださいね。

@ まず、右手で柄杓を取り、左手を洗います。

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A 次に、左手に持ち替えて、右手を洗います。

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B右手に持ち替えて左手に水を受けます。その水で口を漱ぎます。

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注意!柄杓(ひしゃく)に口をつけないようにしましょう。

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C 再度、左手を洗います。

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D 柄杓を立てて、柄に水を流します。

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E 柄杓を元の場所にふせて置きます。

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※ ハンカチ等で濡れた手と口の周りをふくと上品ですよ。


拝礼の作法

手水で心身ともに清めてから、神前に向かいます。

重ねて申し上げますが、この時、参道の中央は避けて通ります。

なぜならば中央は「正中」と言って、神様の専用通路になっているからです。

神道における拝礼の基本は「二礼二拍手一礼」ですが、例外(出雲大社等)もありますので参拝される神社でご確認ください。

@ 神前に向かって軽く会釈をします。お賽銭を心をこめて静かに奉納し、鈴を鳴らします。

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拝殿の前には大きな鈴があり、ひもや縄をを引いて鳴らすようになっています。
これは神様を呼び出すためと思っている方も多いのですが、魔を祓う、お祓いの意味があります。

魔を祓うことで神様と交流できる状態になり神様と自分の心が一体になる環境が整います。

A 頭を二回下げます(二拝)。腰から深く曲げましょう。(あなたの思いに応じて約45度から90度)

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B手の平を合わせます。この時、右の掌を左に対して少し引きます。

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柏手(かしわで)を二回打ちます(二拍)。
祝詞(ノリト)・略拝詞(リャクハイシ)・祈願等を行います。

Cもう一度、頭を深く下げます(一礼)。ここは、特に一心をこめて一回深くお辞儀をします。

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鈴を鳴らしたあと通常柏手(かしわで)を2回打ちますが、正式には「二礼二拍一礼」といって、二回おじぎをした後、2回柏手を打って、最後にもう1回おじきをするというのが神様へのご挨拶の仕方です。

なお神社は柏手を打ちますが、寺院では合掌になります。

2012年の初詣は、この作法で背筋を伸ばし、胸を張って堂々と参拝されてはいかがでしょうか。

初詣コラム

それ以外に、意外と知らない初詣のコツをお伝えします。

@古札のお焚きあげ

初詣でやっておきたいことは古いお札やお守りをお礼(賽銭)を添えて奉納しお焚きあげしていただくことです。一年間、お守り頂いたことへのお礼参りにもなりけじめとしてもお勧めします。

A寄り道をしない

また、初詣の帰り道は寄り道をしないでまっすぐ帰ることが大切です。
なぜかというと、途中で寄り道などをしてしまうとせっかくいただいた福を落としてしまうからです。
できることなら、初詣は神様とあなたとの真剣な交流のチャンスと心に定め、まっすぐに家に戻り、ご神気と一年間お守り頂く福を持ち帰るようにできると良いですね。

では、2012年があなたにとって、良い年になりますように心から祈念申し上げます。

いつもありがとうございます。           by syogen

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posted by syogen at 17:13| 神社

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